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桃山学院大学様 新キャンパス「あべのBDL」への音響・映像機器の導入

「新しいキャンパスを新規にオープンするにあたり、
レスターコミュニケーションズが音響・映像機器の選定から
設置、運用支援までを一貫して対応してもらえたので、
安心して導入を進めることができました」

創立1884年、大阪府にキャンパスを構える桃山学院大学では、新キャンパスをオープンするにあたり、従来の教場イメージとは異なる学びの空間として、交流と共創を促す最新のフロア設計を採用。教室以外の場所に、誰でも自由に使えるプロジェクタや大型モニタを設置しています。新キャンパスにおける音響・映像設備について詳しく伺いました。

桃山学院大学様

https://www.andrew.ac.jp/

 

お話しをうかがった方

桃山学院大学 大学統括部 BDLオフィス 課長補佐 東 裕氏
桃山学院大学 ビジネスデザイン学部 准教授 大村 鍾太氏

【大学概要】ワーキングスペース型の新キャンパスをオープンした「桃山学院大学」

桃山学院大学についてご紹介ください。

桃山学院大学は、6学部・7学科を擁する私立の文系総合大学です。現在、関西一の大都市である大阪市内(大阪府)および近隣の和泉市(大阪府)にキャンパスを設け、約6,500人の学生が学修はもちろん、クラブやサークル、国際体験やボランティア活動、スポーツ、文化・芸術など、さまざまな活動へと取り組んでいます。

「地域で、世界で、人を支える」を教育ビジョンに掲げ、「キリスト教精神に基づく人格の陶冶」を建学の精神とし、つねに行動力のある 「世界の市民」の養成につとめています。

本学はおよそ60年前の1959年、キリスト教新教日本伝来100年を期して開学されましたが、学院のルーツは明治維新の頃にまでさかのぼり、当時来日した英国人宣教師たちの活動から始まったとされています。

■桃山学院大学 東 裕氏

 

2020年にオープンした「あべのBDL」についてご案内ください。

本キャンパスは、2020年、大学発祥の地となる大阪市阿倍野区へ建設された新校舎「あべのBDL」となります。「BDL」とは「ビジネスデザインラボ」の略で、ビジネスデザインを研究・実践する場所という意味が込められています。本キャンパスは、聖マルコ館および聖アンデレ館(桃山学院中学校高等学校)に隣接する9階建ての建物「聖テモテ館」の4階から9階に配置される、先進的なワーキングスペース型キャンパスとなっています。現在、ビジネスデザイン学部の学生、約560名が学修しています。

ビジネスデザイン学部という学部名はあまり聞いたことがないかもしれませんが、実践教育に重点を置き、産業界と連携しながらチームで新しいビジネスの仕組みを創ることを学ぶ学部です。単なるモノづくりではなく、社会の変化に対応していける人材を育成するため、多様な人々と共に新たなビジネスを創造することによって、社会課題を解決するための独自の実践的な科目を設けています。

なお、本学の本部がある和泉キャンパス(大阪府和泉市)は、閑静な丘陵地に甲子園球場約5個分に相当する広大なキャンパスとなっており、ビジネスデザイン学部を除く全学部および大学院が集約しています。

■桃山学院大学 大村 鍾太氏

 

【利用状況】交流と共創を促すため、教室や共同スペースにプロジェクタや大型モニタを設置

あべのBDLに導入した、主な音響・映像機器について教えてください。

あべのBDLは従来の教場のイメージではなく、新たなビジネスを生み出すための学びの空間として、近年企業などでワーキングスペースとしても取り入れられている、交流と共創を促す最新のフロア設計となっています。そのため、グループワークやプレゼンテーションなどがスムーズにできるようコミュニケーションスペースを各フロアのホワイエ(ロビー)に設けており、各スペースには常時利用可能な壁付液晶プロジェクタや天吊りのレーザープロジェクタを計10台設置し、ホワイトボード化されている壁やスクリーン、大型液晶モニタに表示できるようにしています。
また、1Fのロビーに設置している大型モニタは、デジタルサイネージとして掲示板としての利用も想定しています。


■コミュニケーションスペースに設置されている壁付液晶プロジェクタ。壁面がホワイトボードになっており、投影することが可能となっている。


一方、教室に関しては、入口の壁を取り外しカーテンとすることでフロア全体を1つの教場としてつなげるなど、柔軟な発想を生みやすい環境を整えました。そのため、教室全体を1つの教室として使用する場合も、仕切りを入れて分割して使用する場合も、いずれの場合でも画面が見えにくかったり、マイクの声が聞きにくかったりする場所ができないよう、教室ごとにプロジェクタやスクリーン、吊り下げ大型モニタ、天井スピーカ、ワイヤレスマイクの受信機などを設置しています。


■前方に2つの大型スクリーン、後方の席用に吊り下げモニタを設置している教室。仕切りで分割しても、対応できるように設計されている。


教室におけるプロジェクタの電源のオン/オフを始め、映し出す画面の切り替え、マイクの音量調整などは、教壇に設置したタッチパネル式の映像操作端末から簡単かつ一元的に操作・管理できるようになっています。リモートカメラを設置してリモート授業やリモートカンファレンスなどに対応している教室もあります。


■演台に設置されているタッチパネル式の映像操作端末。投影している画面を手元で確認しながら、音響・映像機器の操作が可能となっている

各機器の使い勝手などはいかがでしょうか。

特別にトレーニングをする機会などは設けていませんが、壁のHDMI端子にケーブルでPCを接続すればすぐに画面を映し出すことができますし、壁付液晶プロジェクタは無線LANによる投影にも対応しているので、学生は自然と使いこなしています。教員も、タッチパネルの操作など、一通り使い方を説明した後は大きな問題やトラブルなどもなく利用できています。

また、授業の一環として一般企業様と協業したり、ワークショップを開催する機会も多く、その際にコミュニケーションスペースを使うことがありますが、学外の方からも音響・映像機器の使い勝手や性能を評価していただくことも少なくありません。

残念ながら現在は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、対面で授業をしたり、キャンパス内でコミュニケーションを図る機会が少ないのですが、来年度以降、学生数も大幅に増える予定となっており、ウイルス感染拡大の状況が落ち着けば、これらのスペースや機器を利用する機会はさらに増えると考えています。

 


■コミュニケーションスペースに設置されているプロジェクタと大型スクリーン。



導入する機器の選定などは、どのように行ったのでしょうか。

基本的には本学側から実現したいことを伝え、レスターコミュニケーションズから機器や構成を提案してもらいました。本学からの要望には、教員や職員だけでなく、ビジネスデザイン学科の在学生の要望や意見も反映しています。

また、施工と同時並行で音響・映像機器の検討を進めましたので、施工会社にも確認をとってもらいながら提案をまとめてもらいました。そのため、私たちの見えない部分で面倒をかけた所もあるかもしれません。

 

【期待・要望】一貫したサポート体制や安心感を持って導入を進めることができた対応を評価

今後の展開予定などがあれば教えてください。

すでに基本的な所はすでに対応済みなのですが、導入検討時はまだ新型コロナウイルスの感染が拡大する前でしたので、ほとんどの教室でリモート対応は重要視していませんでした。そのため、新キャンパスのオープン後にリモート対応を進めることになりました。当時の状況では難しかったとはわかっていますが、検討段階でリモート対応を積極的に進めておけば、よりスムーズにリモート授業などへ対応できたと考えています。

レスターコミュニケーションズに対する評価や要望、期待があればお聞かせください。

レスターコミュニケーションズはマルチベンダーなので、特定のメーカや種類に偏ることなく、コストや機能などの詳細を検討した上で、本学の目的に最適な機器を提案してくれました。

和泉キャンパスでの音響・映像機器の導入やメンテナンスを担当している実績もあり、本学のことも理解してもらえているので、機器の手配から設置、導入後のアフターサポート、そして相談ごとまで、一貫して対応してもらい、安心して導入を進めることができました。サポートに関しても、各機器の導入時のことを、私たちより詳しく知っているので、とても心強く思っています。

今後もこれまでと変わらない、レベルの高い支援に期待しています。

 お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

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