TIS株式会社様 新オフィスの映像・音響機器をトータルコーディネート

「約3,500名が所属する新オフィスの開設にあたり、
映像・音響機器すべての選定から調達、設置、保守まで、
一括してレスターコミュニケーションズに支援していただきました」
TIS株式会社様
お話をうかがった方
TIS株式会社
管理本部 総務部
チーフ 弟子丸 亜弓氏
シニアアソシエイト 伏見 梓氏

【会社概要】独立系総合IT企業のリーディングカンパニー
TISの会社概要についてご紹介ください。

TIS株式会社
管理本部 総務部
チーフ 弟子丸 亜弓氏
TISは、設立以来50年以上、特定のメーカーグループなどには属さない独立系のシステムインテグレーターとして、システムの開発・運用・保守をはじめ、データセンターやクラウドといったサービス型の ITソリューションやコンサルティングサービスなどを提供してきました。
国内のみならず中国・ASEAN地域においても事業を展開しており、お客様は、金融、製造、流通、サービス、公共、通信など、あらゆる業種・業界におよび、その数は3,000社以上となります。
2008年に株式会社インテックホールディングスと共同持株会社ITホールディングス株式会社を設立。2016年に同社が傘下のTISを吸収合併するとともに社名をTISに変更しました。現在(2023年4月時点)では、60社で構成されるTISインテックグループの中核企業として、事業を展開しています。グループの売上高は連結で約4,825億円、従業員数は2万名以上におよびます。TIS単体としては売上高が約2,230億円、従業員数は約5,500名となります。
【オフィスの概要】合計11フロアにグループ約5,000名の社員が所属
レスターコミュニケーションズが映像・音響機器の導入を支援した豊洲オフィスの概要についてご紹介ください。
豊洲オフィスは、TISの事業機能およびグループの主要会社であるインテック、さらには、これまで東京地区に点在していたグループ会社を集約したグループの主要拠点として、2021年、東京都江東区の豊洲地区に開設した新オフィスとなります。地上36階、地下2階の大規模複合施設内の合計11フロアを使用し、グループ全体で5,000名を超える社員が所属しています。
執務スペースや打ち合わせスペースのみならず、ショールームやセミナールーム、テクニカルラボ、インキュベーションオフィス、さらにはグループ社員が利用するレストラン・カフェスペースなども整備しています。
TIS単体では、約3,500名の社員が同オフィスに所属していますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、現在はテレワークを中心に業務を行っている社員も多く、出社率はそれほど高くはありません。

新たに豊洲オフィスを開設したねらいを教えてください。
グループ会社を集約することでグループ間のコミュニケーション促進を図り、事業におけるグループの一体感の強化と構造転換を加速させるとともに、グループガバナンスの強化を図ること。さらには、グループのミッションとして掲げる「デジタル技術を駆使したムーバーとして未来の景色に鮮やかな彩りを」つけるために、社員一人一人が主役となれる環境を具現化することを目指して新オフィスは設計されています。
【選定要件】「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のための機器を選択
新オフィスを開設するにあたり、映像・音響機器に関する導入方針や選定基準などがありましたら教えてください。

TIS株式会社
管理本部 総務部
シニアアソシエイト 伏見 梓氏
新オフィスを設計する上で、「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方を実現するABW(Activity Based Working)のため、社内外に限らずPCを使って仕事をすることが必須となります。
そのため映像・音響機器に関しては、必要に応じて担当者に事前ヒアリングを行いましたが、ストレスなく、簡単にPCを接続して画面の閲覧・共有や音声出力ができること。さらには、設置場所や用途に応じてコストバランスを考慮した上で、サイズや性能を見極め機種を選ぶことを基本方針としました。
例を挙げて説明すると、たとえば使い勝手に関してはPCを接続すればだれでもすぐに利用でき、何らかの操作などが必要な場合でもタブレット端末上の直感的な操作で対応できることを基本要件としました。また細かなところでは、各機器を操作するリモコンも場所や機器によって使い勝手が異なると利用者のストレスとなるので、できるだけ操作性に統一感のあるものを選ぶようにしています。このような配慮は利用者の利便性を高めることが最優先ですが、機器の操作などに対する社内サポートデスクへの問い合わせを減らすというねらいもあります。
一方、機能に関しては、高精細な表現が必要な場所では高解像度モニターを採用したり、大人数を収容できるセミナールームであればタブレットで操作できるカメラを採用したりするなど、メリハリを持った機種を選定しています。
【選定理由】豊富な実績と大規模なプロジェクトに対応できる企業力を評価
レスターコミュニケーションズが担当した業務について教えてください。
レスターコミュニケーションズには、拠点開設プロジェクトのキーメンバーとして、すべての映像・音響機器の提案・選定から調達、設置、導入サポート、保守サポートまでを一括して担当していただきました。
レスターコミュニケーションズに映像・音響機器の導入支援を依頼した経緯を教えてください。
様々な種類、そして数千台におよぶ映像・音響機器の選定や調達、設置などを限られたスケジュールの中で精緻かつ丁寧に対応してもらわなければならないので、技術力はもちろん、実績が豊富で、大規模なプロジェクトに対応できる企業力も必要となります。その上で、独立系のベンダーなので機器の種類やメーカーなどに縛られず、最適な機種を選定・提案してもらえる点や、調達から保守サポートまで、一括して対応してもらえる点などを評価しました。
これまでレスターコミュニケーションズとの取引実績はありませんでしたが、開設プロジェクトのコンサルタントからの推薦もあり、これらの要件に対応できるレスターコミュニケーションズに映像・音響機器の導入支援を依頼することにしました。
■主な設置場所と映像・音響機器
受付エリア | ・壁面投影プロジェクター ・98インチ壁モニター ・ワイヤレスプレゼンテーション機器 |
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執務エリア | ・27インチ液晶ディスプレイ(約860台) |
来客会議室 | 各会議室および分割会議室・連結会議室に、映像・音響機器を設置。 ・55インチ液晶ディスプレイ ・75インチ液晶ディスプレイ ・Web会議用マイク/カメラ ・プロジェクター ・スクリーン ・ワイヤレスプレゼンテーション機器 など |
セミナールーム | 最大約220名を収容可能、3部屋まで分割・連結可能なセミナールーム。 ・150インチおよび120インチの大型スクリーン計7台 ・テレビ会議およびWeb会議に対応したシステム一式 ・ワイヤレスマイク(18台) ・天井カメラ(7台) ・ワイヤレスプレゼンテーション機器 など |
レストラン・カフェ | グループ全体で共同利用するレストラン・カフェ。 ・メニューサイネージシステム ・プロジェクター ・スクリーン ・ワイヤレスマイク ・Web会議対応システム ・天井カメラ など |
コラボレーション エリア |
執務エリアのメイン動線で、クロスポイントやミーティングなど複数人が集い、オープンな空間で発信・議論が行えるスペース。 ・プロジェクター ・利用用途に応じた大型スクリーン ・天井カメラ ・Web会議対応システム ・ワイヤレスマイク ・75インチ液晶モニター ・移動式モニター ・ワイヤレスプレゼンテーション機器 など |
災害対策室 | 災害発生時または災害発生の恐れがある場合に、防災担当者が一堂に会して災害情報を総合的に把握し対策を検討・指揮する拠点。 ・大型スクリーン(2面) ・天吊モニター ・移動式モニター ・様々な情報を各スクリーン/モニターへ同時に表示するシステム一式 ・テレビ会議およびWeb会議に対応したシステム一式 ・天井収音マイク(非常時でも手持ちマイク不要で部屋内の音声を集音することが可能) ・ワイヤレスプレゼンテーション機器 など |
![]() 受付エリア (壁面投影プロジェクター) |
![]() 受付エリア (98インチ壁モニター) |
![]() セミナールーム (大型スクリーン、天井カメラ) |
![]() コラボレーションエリア (大型スクリーン、移動式モニター) |
![]() コラボレーションエリア (大型液晶モニター) |
![]() コラボレーションエリア (プロジェクター、スクリーン、天井カメラ) |
![]() レストラン・カフェ (メニューサイネージシステム) |
![]() レストラン・カフェ (大型液晶モニター) |
![]() 災害対策室 (大型液晶モニター、天吊モニター) |
![]() 災害対策室 (大型スクリーン) |
【今後の展開】時代の変化に合わせて映像・音響環境の再編も
今後の展開予定などがあればお聞かせください。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、リアルに人を集めるセミナーを開催する機会がほとんどなくなってしまいました。当社でも現在、セミナールームの一部はグループ会社の執務室として利用しています。一方、オンラインセミナーに関しては需要が拡大しているので、社内に設備の整った配信スタジオを設けてほしいという要望が上がってきています。
レスターコミュニケーションズは、プロ向けの放送機材の手配やサポートだけでなく、企業のプライベート配信スタジオの構築や映像・音響機器の手配・導入に関しても経験が豊富だと聞いていますので、本格的に導入検討を始める際は、ぜひ、相談に乗っていただければと考えています。
また現在、アフターコロナと言われるような状況を迎えつつあり、テレワークをしている社員にオフィスへ戻ってきてもらうのか、テレワークをさらに継続・拡大するのか不透明な部分もあります。そのときの状況や会社の判断に合わせて、映像・音響機器を含めたオフィス環境の整備にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
【評価・期待】経験と実績に基づいた適切なアドバイスを信頼
レスターコミュニケーションズに対する評価や期待があればお聞かせください。
これだけの大量の映像・音響機器を一度に導入したのは初めてのことで、わからないことや気づかないことも多くありましたが、経験と実績に基づく適切なアドバイスをもらうことができ、当社側の都合による追加の要望や変更にも柔軟に対応していただけたので、レスターコミュニケーションズはとても心強い存在でした。
また、保守サポートに関して当社専用の窓口を設けてもらい、メーカーや機種に関係なく迅速に対応していただけるので、とても助かっています。これからも、これまでと同様、丁寧で迅速な対応に期待しています。
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