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学校法人日本女子大学様 アクティブラーニングおよびラーニングコモンズ環境の整備

「先進的な音響・映像環境を導入することで、アクティブラーニングや
ラーニングコモンズ環境の推進を積極的に進めています」

創立120周年を迎えた学校法人日本女子大学(以下、日本女子大学)では、新教室・研究室棟および新学生棟をオープンするにあたり、複数面の電子黒板プロジェクターの設置や、ワイヤレスプレゼンテーションなど、アクティブラーニングおよびラーニングコモンズ環境の整備を積極的に進めています。その詳細について伺いました。(上記写真撮影:鈴木研一)

学校法人日本女子大学様

https://www.jwu.ac.jp/unv/

 

お話しをうかがった方

学校法人日本女子大学 管理部 施設課 福山 淳氏
学校法人日本女子大学 管理部 システム課 岡 陽二郎氏

【大学概要】日本初の女子高等教育機関として創立120周年を迎える「日本女子大学」

日本女子大学についてご紹介ください。

日本女子大学は、伝統ある家政学部・文学部をはじめ、私立女子大学唯一の理学部、日本初の人間社会学部の4学部15学科、さらに大学院に5研究科18専攻を有する女子総合大学です。
1901(明治34)年、日本初の女子高等教育機関として建学されて以来、文理融合の教育環境を持つ女子教育のパイオニアとして、「自らの人格を高め、使命を見いだして前進する」という理念のもと、女性が社会で力を発揮できる思考力と実践力を育んでいます。

創立120周年を迎えた2021年4月には、4学部(家政学部、文学部、人間社会学部、理学部)が本学創立の地である目白(東京都文京区)に集結し、目白キャンパスでは、新教室・研究室棟「百二十年館」、および新学生棟「杏彩館(きょうさいかん)」をオープンしました。



新教室・研究室棟「百二十年館」および、新学生棟「杏彩館」について教えてください。

百二十年館の1階および地下1階には、大・中・小の合計23の教室とJWU(日本女子大学)ラーニング・コモンズ(かえで)、2・3階は教育学科を除く人間社会学部の研究室が設けられています。地下の「パティオ」は学生の憩いの場であり、また学生の発表の場としてのイベントスペースとしても活用できるようになっています。

JWUラーニングコモンズとは、学生の学修を支援していく場であり、授業の教室以外に、学生や教職員が1人で、そしてみんなで相談しながら学習する場として、グループ学習やプレゼンテーションなどの練習、論文・レポートの作成の相談などができる場となります。

杏彩館は、1階は昼休みなど利用者が集中する時間帯に対応できるよう約300席のスペースが設けられています。2階は、曲線的なソファーで個々のスペースを確保し、友人との対話を楽しんだり、1人で静かに過ごしたり、自由に利用することができるスペースとなっています。ミーティングスペースには、プロジェクターを配備し、ミニイベントを開催することもできるようになっています。

■百二十年館 (撮影:鈴木研一)■杏彩館 (撮影:鈴木研一)

 

【利用状況】アクティブラーニングやラーニングコモンズ環境を推進するための先進的な音響・映像環境を導入

百二十年館および杏彩館に導入した、主な音響・映像機器について教えてください。

グループワークやディスカッションを通じて、能動的に授業に参加するアクティブラーニングの手法を取り入れた学修がスマートに実現できるよう、百二十年館のアクティブラーニング教室にはマイクやスピーカー類といった機器のほか、「電子黒板プロジェクター」、そして「ワイヤレスプレゼンテーション」を導入しています。


■アクティブラーニング教室に設置されている3面の電子黒板プロジェクター


各プロジェクターに映し出す映像ソースの選択などは、ワイヤレスタブレットの「タッチパネル操作器」から操作できるようにすると同時に、「ICTカート」に設置している「ボタン操作器」によっても操作できるようにしています。また、ICTカートには「簡易収録システム(FOMS Rec)」も搭載しています。

「大教室」には、2面のスクリーンと4台の天吊りモニターを設置するとともに、Web会議サービスを利用したハイブリッド授業をより円滑に実施するため、テレビ会議システムの「拡張ゲートウェイボックス」も導入しています。


■大教室に設置されているスクリーンと天吊りモニター

さらに運用面では、各教室の設備を遠隔で管理するための「統合管理ソリューション(FOMS)」を導入しました。

また、「百二十年館」の地下1階ラーニング・コモンズ(かえで)および「杏彩館」の1階には、2台のスクリーンとプロジェクターを、「杏彩館」の2階には壁面投影用に200インチまで投影可能なプロジェクターを設置しており、学内外のイベントや発表会などに利用できるようにしています。

 
■かえでに設置されているスクリーンと壁面スピーカー

■杏彩館1階に設置されているスクリーンと天吊りスピーカー

■杏彩館2階に設置されている200インチの壁面投影と壁面スピーカー


システムのポイントなどがあれば教えてください。

 

【電子黒板プロジェクター】

電子黒板プロジェクターは教室の大きさに応じて前後左右の壁面に14面設置しています。通常のプロジェクターとしてPC画面や映像を映し出すことはもちろん、電子ペンでの書き込みなど、電子黒板機能が使えるようになっています。

 

【ワイヤレスプレゼンテーション】

ワイヤレスプレゼンテーションは、PCやタブレット、スマートフォンの画面をプロジェクターにワイヤレスで投影するための機器となります。ミラーリングの機能を搭載しているデバイスであれば、接続ケーブル・専用アプリ・専用ドングルなどは不要のため、講師や学生の手持ち機器を、必要に応じて簡単に映し出すことができるようになっています。

 

【ICTカート】

小教室やアクティブラーニング教室には、省スペースな移動式のICTカートを設置しています。音響・映像機器など必要な機器を全てこの1台のICTカート収納できるため、限られたスペースを有効に使うことができます。また、ICTカートに搭載したボタン操作器で最小限の機器の操作が可能となっているので、バッテリー切れやトラブルでタッチパネル操作器が利用できなくなっても授業を中断せずに済むようになっています。また、ボタン操作の方がシンプルでわかりやすいと感じる利用者もいるようです。


■各教室に設置されているICTカート


【簡易収録システム(FOMS Rec)】

簡単なタッチパネル操作で、講義映像をUSBメモリーに収録できるシステムとなります。講義の収録はもちろん、学生のプレゼンテーションを収録して見直しなどの利用を想定していますが、基本、だれでも自由に利用してもらえるようにしています。

 

【テレビ会議システムの拡張ゲートウェイボックス】

拡張ゲートウェイボックスは、PCのWeb会議サービスをテレビ会議システムの子拠点として接続するためのゲートウェイ機器となります。

 

【統合管理ソリューション(FOMS)】

全教室の音響・映像機器のメイン電源のオン・オフや稼働状況、マイクの充電状況などを、別棟の事務室から遠隔で確認・操作できるようにしています。バッテリー切れでマイクが使えないと授業ができなくなってしまう場合もあり、各教室に出向かなくても基本的な機器の状況を確認・操作でき、トラブルの予防ができます。



各機器の操作トレーニングなどは実施したのでしょうか。

講師向けには簡単な使い方の説明会は開催しましたが、コロナ禍で対面授業をほとんど実施できない状況が続いていましたので、本格的な機器の利用や各機器の機能を発揮した授業を実施するのはこれからになると思います。

一方、学生には特に使い方の説明会などは実施していないのですが、いろいろと機能を試しながら使いこなしている様子が数多く見受けられます。

 

【期待・要望】音響・映像の専門家として、情報提供やサポートに期待

今後の展開予定などがあれば教えてください。

今後、既存の各教室においてもアクティブラーニングが円滑にできる環境を整備していきたいと考えています。現時点では、具体的なことは特に決まっていませんが、既存の教室の場合は施設面での制限も多くなるので、レスターコミュニケーションズにはいろいろと相談に乗ってもらえれば助かります。

そのほか、レスターコミュニケーションズに対する要望や期待があればお聞かせください。

私たちは学内のあらゆる施設や機器の手配や保守を担っていますので、音響・映像機器について必ずしも専門的なレベルの知識や経験があるわけではありません。そのため、音響・映像に限ったことではありませんが、専門家のサポートは不可欠ですし、いつでも、気軽に相談に乗ってもらえる専門家がいるのはとてもありがたいことです。

レスターコミュニケーションズは、導入機器の選定から、手配、導入、保守までワンストップで安心して任せることができ、いつでも気軽に相談に乗ってもらえ、大学など教育機関に関する経験や理解も深いので、とても心強い存在です。単なる機器の組み合わせではなく、レスターコミュニケーションズにしかできないソリューションを持っているのも大きな強みだと思います。

これからも、迅速な対応や新しい製品等の情報提供などに期待しています。よろしくお願いします

 お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
(インタビュー日時:2021年10月14日)

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簡易講義収録システム FOMS Rec

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