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ケーブルテレビ徳島株式会社様 ケーブルテレビ業界初のIP制作システムを導入

~ケーブルテレビ業界初のIP制作システムを導入~

ケーブルテレビ徳島(以下、テレビトクシマ)が事業エリアとする徳島県は、地上波テレビ局がNHKと日テレ系四国放送の2局地区で、他の民放は近畿広域圏の電波を受信している。そのため、徳島市のほか1市8町村をカバーし、加入世帯12万4,000世帯、加入率93%となっている。そして、2007年から5年間をかけて全域の光ファイバー化を成し遂げ、地上放送のデジタル化に先駆けるFTTH網を備えた。
(取材:月刊ニューメディア編集部)

ケーブルテレビ徳島株式会社様

HP:https://www.tcn.jp/ 

お話しをうかがった方

ケーブルテレビ徳島株式会社 取締役 中山哲也氏
              技術部課長 岩佐達矢氏
              制作グループ係長 一坂拓史氏
              編成グループ係長 福谷あずさ氏
 

IPライブ制作を選択した考え

技術本部技術部課長・岩佐達矢氏は「海外の動向でIP更新が2Kでも行われていたことや、10年先を見通すと、技術進化が激しい中で柔軟な対応ができるIP化は絶対だと考えました」と話す。そして、もう一つは「限られた配管用スペースでの配線数」で、既設の同軸ケーブルと並存できる少ないケーブル数ということもあった。
コンテンツ事業を担当する取締役・中山哲也氏は「同様のテレビ再送信を行う競合他社と差別化できる自主放送のコミュニティチャンネル(以下、コミチャン)の制作をさらに充実させるため」と説明する。テレビトクシマはサブチャンネルも含めた3チャンネルのコミチャンを放送する。関西の地上局から入社したコンテンツ事業部編成グループ係長・福谷あずさ氏が「制作・放送に携わる約10人で、年間約100本の中継・収録を行う制作ぶりに驚きました」というほど、地域密着を徹底している。

 

IP化で設備投資を大幅効率化

導入したIPソリューションは、SMPTE(米国映画テレビ技術者協会)が制定したIPライブ標準規格ST 2110によるソニーの「IP制作システム」。システム構築に協力した株式会社レスターコミュニケーションズは、「2021年6月からRFP(提案依頼書)をもとに、コロナ禍という厳しい状況の中、対面の打ち合わせを3回、リモートを8回重ね、テレビトクシマ様の要望に細かく対応し、3つのサブ(副調整室)のIP化とIP制作ラックの設置などをまとめていきました」とケーブルテレビ業界初のIP化を話す。
ソニーは導入したIP制作システムについて、「テレビトクシマ様の光ケーブル網を生かしたリモートプロダクションを活用する制作スタジオや、スイッチャーをME(Mix/Effects)分割し、2つのサブでの同時運用など、機器のリソースシェアで設備投資の最大効率化につなげられます」と説明する。

 

コミチャン制作を変える期待

導入システム見学会に県内外から13局が集まった。その関心の一つに「IP化することで、コミチャンの制作は変わるか」があった。制作グループ係長・一坂拓史氏は「コミチャンで大事にする生中継の体制を変えられると考えています。リモート化で中継要員を抑えられるので、これまでなら機材と要員の配置が難しくて諦めた同時中継ができるのではないかと、阿波おどり中継の斬新なアイデアを考えています」と刺激されていると言う。
岩佐技術部課長は、「専任の制作技術者がいないため、番組ごとのパッチ盤の組み替えで手間取っていたが、IP化でシーン設定をメモリできるので運用が簡単になったことや、ソニーのLSM(Live System Manager)ダッシュボード画面で運用状態を誰でも見てわかるようになり、トラブルには技術担当がリモートでどこからでも対応できること」と利点を挙げる。そして、テレビトクシマのIP化の特徴は「コアシステムはIP化しますが、制作担当者のインターフェースは今まで通りで変更なしです」と強調した。
テレビトクシマの取り組みは、地上放送局には少ないIP技術者が、ケーブルテレビ局では通信とネット事業の提供を通して存在する有利さも示したと言えるだろう。

(月刊ニューメディア 2023年 1月号掲載)

 

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