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三菱自動車工業株式会社デザイン本部様

三菱自動車ロゴ

三菱自動車工業株式会社デザイン本部様の国内2拠点に、共信コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都品川区、主対応営業所:愛知県名古屋市)は、Crystal LEDディスプレイシステム、GPU搭載ワークステーション、カンファレンスシステムを納入致しました。

製品ページ・関連ソリューション

企業・店舗向け

企業・店舗向け

ビデオ会議システムやデジタルサイネージをはじめ、映像配信設備などによるビジュアルコミュニケーションを活性化することによりお客様の課題を解決いたします。

高精細LED表示ソリューション

自発光ならではの強烈なインパクトと圧倒的な高輝度を兼ね備え、小規模ユニットを積み上げることにより、大型・小型、用途・設置場所に合わせて画面サイズ(解像度)も自由にスケールアップ可能です。

デザイン開発推進体制

デザインセンター(愛知県・岡崎市)、東京デザインスタジオ(東京都・港区)、欧州スタジオ(ドイツ・フランクフルト)の3極体制により、グローバルでダイバーシティのあるデザイン開発を推進する三菱自動車様。

デザインセンターは、三極体制の中枢としてデザイン部門を統括するとともに、研究・開発部門と連携して先行デザイン及び量産車のデザイン開発を担い、東京デザインスタジオでは、グローバル都市・東京の地の利を生かした最新トレンドやライフスタイルの調査を行いながら、先行段階のデザイン開発を中心にモデル開発までを行い、欧州スタジオでは、海外拠点としてグローバルな人材により欧州のデザイントレンドを取り入れたデザイン開発・モデル開発を行っています。

岡崎デザインセンター

岡崎デザインセンター


導入内容の主要スペック

  • 車の実寸大表示が可能なCrystal LEDのサイズ:横5600㎜ x 高2300㎜
  • 圧倒的な臨場感を生み出すCrystal LEDの解像度:横4480pixel x 高1800pixel
  • Crystal LEDの性能を引出すプレイアウト製品群:GPUワークステーション x カンファレンスシステム

Crystal LEDディスプレイシステムの導入背景と役割について

Crystal LEDディスプレイシステムの御導入の背景とともに、その役割について、常務執行役員デザイン本部長の國本恒博様、デザイン本部エグゼクティブ・デザイン・ダイレクターのアレッサンドロ・ダンブロシオ様、デザイン本部デザインマネジメント部長の竹林恵司様、同部主任の長田篤様にお話をうかがいました。

國本様

常務執行役員
デザイン本部長 國本恒博様

アレッサンドロ様

デザイン本部エグゼクティブ・
デザイン・ダイレクター
アレッサンドロ・ダンブロシオ様

竹林様

デザイン本部
デザインマネジメント部長
竹林恵司様

長田様

デザイン本部
主任 長田篤様

納入事例PDFデータ&お問い合わせについて

國本恒博様 
常務執行役員 デザイン本部長

國本様02

01.極めて精度の高い意思決定

私は、デザイン本部長としてまた三菱自動車のデザイン開発を担う責任者として、デザインそのもの、三菱自動車の車両のデザイン開発そのものの責任を持ちます。三菱自動車のブランドを“デザインを通して“どのように醸成していくかを常に考えています。三菱は骨格にあるのはやはりSUV、そして技術というところがありまして、そういったところを背景にSUV社を中心に三菱の車両を開発していくということになります。

三菱自動車ではデザインのクリエイティビティーを高めていくために本部の岡崎、そして東京、フランクフルトの3つの拠点にデザインスタジオを開きデザイン開発を行っています。日本の中でも東京は非常に特異なインターナショナルな感じということもあり、海外に対して非常に魅力がある部分があります。東京をクリエイティブなスタジオとし非常にハイブリッドなダイバーシティの高い人材のスタジオとして創り、本部の岡崎、フランクフルト、そして東京の3つのコンペがやれる、そしてクリエイティビティーをリードする役割を東京が担って欲しいというのが、私の期待です。

デザインの開発は、非常に長い時間がかかるものです。しかし、世の中の変化や技術の進化のスピードなどが早くなっている中、デザインの開発をより効率的に、かつスピーディーに、しかも高い精度で行っていかなければなりません。そういう意味でいうと、デジタルによるデザインの開発、今まで自動車開発というのは粘土を作り1/1スケールで開発していくところがあるのですが、それを大幅にデジタル化していくということを期待しています。そこで、昨年(2018年)、デザインのデジタライゼーションで経験のあるアレッサンドロ・ダンブロシオ氏をデザイン本部に招きました。

デザイン開発のさまざまなプロセスをデジタル化することにより、大幅に開発期間を短縮させると同時に、コストの削減も図っていきたいと考えています。それを実現するためには、「極めて精度の高い検討」と「極めて精度の高い意思決定」がデジタルで行われる必要があるのです。その中では立体視などいろいろなものを期待していますが、今回のCrystal LEDをデザインの中間段階での検討などに、最終のプレゼンにも使うことも出てくるかもしれませんが、より精度の高い確認をデジタルを使って行いながら「極めて精度の高い意思決定」、あるいは「極めて精度の高いものの見方」もそれ自体を高めていきたいと考えています。

検討・意思決定を行うためには、確認するツール(ディスプレイ)にも、非常に高い精度が求められます。このような背景において、従来のLEDと異なり、粒子が非常に細かいCrystal LEDは、デザインの面の表現力や再現力に優れ、我々の求めるレベルの検討と意思決定が可能だと感じています。

02.Topが語るCrystal LEDのアドバンテージ

Crystal LEDをソニーさんの本社で拝見しました。私の知っているLEDというものは粒子が粗かったのですが、それがソニーさんの本社で見た時、ここまでの面の質感、コントラストを見てとれたのは非常に驚きでした。特に黒が綺麗でした。車は影と光のあたる部分とのコントラストで立体を表現していきますが、これは命でもあるのです。命であるところが非常に綺麗に見えました。反射を気にしてCrystal LEDを選ばなかった会社様もあると思いますが、私たちのプライオリティは「映像のクオリティ」でした。そういった意味では他の会社様とは違うディシジョンを行いました。

いくつか他のディスプレイとの比較検討も行いました。LEDでもいくつかタイプがあります。1つのポイントは、やはりLEDの場合、どうしても粒子が粗いためか、ある程度の距離を保たないと画像全体の精度がどうしても甘くなるところがあったのですが、Crystal LEDは非常に細かいLEDの粒子なので、面の表現力などあるいは精度みたいなところについて高いものを期待できると思っています。繰り返しになりますが「黒などの色の表現力、鮮明度合い」が非常に優れていると思います。インテリアの内装の素材感というものがありますが、例えば皮シボがあったりあるいは起毛があったり、シートの素材などそういったものまで全て細やかにこのCrystal LEDが再現できるか、まだ全てを確認できていないのですが、ステップを追いながら確認を出来ればと思っています。

データ量と精度によって、フルにデータが揃えばよく見えるというのは分かるのですが、もう1つの側面として、「ラフなデータでもある程度は見える」というのもデザイン開発ツールとしては大切です。

Crystal LEDはどちらかというとプレゼンテーションツールというよりかは開発の中で使うツールとして考えています。データ量がラフな状態でも確認できる、あるいは表現性があるなど、そういうところでも期待をしています。このあたりはスピード感をもって精度の高いものを求めていくのにも関係してきます。スピードは非常に重要と思っています。

03.新たな希望

國本様03

常務執行役員
デザイン本部長 國本恒博様

暗い中で面を見ることは最初は集中できるのですが、⾧くやっていると非常に体に負担がかかる場合があります。やはり明るいところで確認ができる、しかも高輝度でそして面の豊かさはやはり今までになかったものと感じます。

昨今、車づくりにおいて、パーシブドクオリティが重要視されています。その為に高い精度でのフィット・アンド・フィニッシュの確認が必要です。4Kや8Kのデジタルデータで精度の高い評価ができるようになれば、試作車をつくる前に実車サイズで、フィット感と仕上がりまでも確かめることができる。Crystal LED にはそれを実現できる可能性があると感じています。

近年、デジタル段階での色の検討が非常に重要になっています。その面でもCrystal LEDの色や輝度の高い再現性を活用すれば、今までにないカラー開発もできるのではないでしょうか。さらに、Crystal LED を用いれば、先ほども言ったように、ラフなデータであってもある程度デザイナーの意図が汲み取れて、評価することが可能になると感じています。ラフデザインの段階での評価精度を高められれば、デザイン開発のスピードを劇的に速めることが可能です。このようにCrystal LED の活用とその効果には、非常に大きな期待を寄せています。

開発は毎日のように進んでいきます。メンテナンスサポートについては、使っていると質・画像の質が落ちてくる時がありますよね。そういう時にすぐにリセット出来て精度が高く良い状態を継続できるというのが非常に重要です。そういった面でメンテナンスサポートに期待しているところは多くあります。

04.共信コミュニケーションズについて

導入に至るまでの詳しいやりとりは信頼する竹林に任せていました。共信コミュニケーションズさん、それからソニーさん、どのあたりのどこまでがどちらなのかといった境界線のようなものは正直詳しく分かっていない部分ではありますが、それは一体となって纏まって取り組んで頂いたからだと思います。

ユーザーに寄り添い、よりユーザーに近い方、つまり使い勝手の部分など、より私たちに近い側にいるのが共信コミュニケーションズさんだと思っていますので今後も相談させて頂きます。それと、共信コミュニケーションズさんは色々な会社の情報も持っていると思います。今後も是非良くして頂きたいと思っています。今後、色んな検証をCrystal LED ディスプレイで行っていく予定です。行っていく中でデータの見え方など、共信コミュニケーションズさん、そしてソニーさんに随時相談を出来ればと思っています。

アレッサンドロ・ダンブロシオ様
デザイン本部 エグゼクティブ・デザイン・ダイレクター

アレッサンドロ様01

01.デジタルプロセスでのデザイン開発

私は三菱自動車のアドバンスデザインのエグゼクティブ・デザイン・ダイレクターです。日本の岡崎、東京に加えて、フランクフルトのスタジオも担当しています。デジタルプロセスでのデザイン開発経験を生かし指揮を執っています。

このようなツール(Crystal LED)は非常に私の業務にとって重要です。昔はこのようなツールが無い時はマニュアル作業が多くありました。そして非常に非効率でした。

普段はメインオフィスであるこちらの東京デザインスタジオにいますが、それぞれの拠点で進行しているプロジェクトの進捗状況によって、東京-岡崎を往復しています。加えて、約30人のメンバーが所属しているフランクフルトのデザインセンターも担当しています。

東京デザインスタジオは建屋のリノベーションが終わったばかりですので、まだまだ使っている頻度はそれ程多くありません。岡崎デザイン本部では何度もCrystal LEDを使用しましたが今のところメンバーからはポジティブなコメントしか聞いていません。

これからこの東京デザインスタジオの環境をいかに活用していくかを検討しています。3Dは勿論、その他にもプレゼンテーション、スケッチ、パワーポイント、技術検討など、今はとにかくCrystal LED に慣れて、この美しいツールの活用方法を考えているところです。できるだけ毎日使用したいと考えています。

Crystal LEDとサーバ間のファースト・リアクションにも期待しています。Crystal LEDではなく社内の問題ですが、現在三菱自動車社内のインフラは共通化されており、同時にサーバの読み込みが走った場合、帯域が足りない場合があります。サーバのパフォーマンス強化も検討したいと思います。

毎日Crystal LED を活用することを検討しています。我々のデザインチームだけではなく、トップマネジメントにもご覧頂く機会を増やしたいと思います。

02.Crystal LEDのアドバンテージ

Crystal LED には、大きく2つのアドバンテージがあると考えています。

1つめは「画質」です。仕事柄さまざまなLED を見てきましたが、Crystal LED をソニー本社で見た時、その素晴らしい画質の高さに驚いたことを覚えています。前に勤めていた自動車メーカーでは、モニター間にGap(線)があるディスプレイを使っていました。そのため、Gap があるものにも慣れていますが、線が無いにこしたことはありません。Crystal LEDは、ユニット間のつなぎ目は全く見えませんので、別次元のディスプレイといってもいいでしょう。いったんこのように素晴らしいディスプレイに出会い、使い始めてしまうと、もう以前の線があるディスプレイに戻るのは非常に難しいと思います。

そして2つめは「設置面の柔軟性」です。リアプロジェクターの場合、設置するには画面後方に6m以上のスペース確保が必要になりますが、Crystal LED の場合は、1m以下でも設置可能。これは東京デザインのように限られた設置環境では非常に重要なことです。メンテナンスの観点においても、プロジェクターより容易。また、暗い場所に限らず、明るい場所でも使用できることは大きなアドバンテージだと感じています。東京デザインスタジオはそれほど広くはありませんが、我々のブランド価値を高めるアウトプットを出すためには非常に重要な環境です。

昨年11月に初めてソニーさんの本社でCrystal LEDを拝見しました。着任した直後くらいの11月でしたが、私は本当にCrystal LEDのQualityに感動しました。Crystal LEDの画質の高さに本当に驚きました。本当に素晴らしい画質だと思いました。LEDを明るい環境でみることは私にとって非常に重要なポイントでした。実際、何の問題も無く東京デザインスタジオで映像を見ることができます。

私はボス(國本)にも同僚にもこれを導入すべきだと進言をしました。予算問題がクリアできるのであれば、ぜひCrystal LEDを導入したいと思っていましたので、ボスから承認された時は本当に嬉しく、非常に前向きな感情になりました。

また我々が担当するプロジェクトの進捗発表の際に、実寸大のデザインを来場するCEOやその他役員にお見せするにあたり、今回のCrystal LEDのサイズが適当と考えました。

03.新たな希望

Crystal LEDがあれば、車のボリュームやインテリア、もちろん細かな部分もデジタルで確認することができます。かつてはモデルとモデル(モックアップとモックアップ)を並べてレビューする必要がありましたが、今ではCrystal LEDに車を並べて映し、車体の比較だけではなく、さまざまな種類のフロントグリル、ホイールなどを変更しながらレビューできます。

これは非常に効率的で、無駄がありません。もちろん、クレイモックを並べるレビューもまだ必要ではありますが、Crystal LEDを用いたデジタライゼーションのプロセスは、それに近い結果をもたらすことが期待できます。

場合によっては非常に工数のかかる作業や確認をスキップすることができるかもしれません。例えば、違う形や色のフロントグリルを見せたい場合、表面、フロントフェイスの変更など、その場で簡単に行いすぐにレビューできる。Color、Visualization、Firsterreactionは非常に重要な要素です。高精細な映像だからこそ、認識を合わせ、素早く的確な判断ができるのです。

04.導入エピソード

設置時ちらっと見ましたが、忙しかったので作業の詳細は見ることはできませんでした。設置完了した後、背面を見ましたがユニットがキレイに設置されており感動しました。

また繰り返しですが、限られたスペースに設置し、明るい環境でも使うことができるLEDの技術は我々にとってベストな選択でした。プロジェクターに比べるとこれらの恩恵を受けることができ、これ以上他に言うことはありません。全く問題ありませんでした。満足です。

竹林恵司様 デザイン本部 デザインマネジメント部長

竹林様

01.精度の高い判断を導き出す

私は、デザインのモデル製作と、それをビジュアライズするチームの統括に加え、設備の導入や運用管理、予算管理などを担当しています。立場として、不安だったのは「間違った情報で判断されているのではないか」という点です。おそらく使われている方はそれが現実なのでその中で判断しいく、正しいと思い判断していく、それで結果が出た時に「何か最後ものと違う」という経験をされると、やはりプロセスが進まなくなり、会社としても良い話ではないものですから、そういった課題、「デザインデータをどうやって正確に確認してもらい、精度の高い判断をしてもらうか」という課題を、常に抱えていました。

東京にデザインスタジオを創るのでどのようなディスプレイの導入を行うかという始まり方ではなく、デザイン本部としては「常にデータをどのように確認するか」という問いを持っていて、「常にリサーチ」を続けてきました。そのような中で今導入するのであれば、どのようなものが存在しているのか、私が把握しているものと共信コミュニケーションズさんからご紹介頂いたものを総合的に検討していきました。

明るい部屋でも確認が可能で、クオリティに関しては出来る限り現実に近いものを表現できるものが必要でした。映像を見て決めた後、実際の物と差異がないということが選択していく上で大きなポイントでした。その上で、今現時点で画質で選ぶのであればCrystal LEDがベストである、という説明を社内で行いました。コスト的な比較等も行い、どれが妥当であるかそのような説明も行いました。

メンテナンス、設備や建屋とマッチするかどうかも決め手になったと思います。東京デザインスタジオは都心の限られたスペースですから「なるべく少ないスペースで設置導入が出来る」という条件が存在しました。Crystal LEDは、それに合致するのが大きかったです。

メンテナンスの面ではプロジェクターのランプで言うとやはり寿命が短くて劣化が激しいですから、導入管理を行なう立場としては品質の維持が難しいと思いまして、トラブルもやはり想定しないといけないというのは頭が痛い点でした。Crystal LEDはまだ使った経験がなかったのですが、今までお聞きしていた話から⾧く使えると思っていますのでそこも魅力だったのは間違いないポイントです。

02.検討時の印象的な出来事

導入検討時に印象的だったのは、ソニーさんの本社のCrystal LED の前で見た、國本とアレックス(ダンブロシオ)の反応です。ソニーさんの本社でCrystal LEDを見た瞬間に、本当に驚かれていました。

アレックスは、Crystal LEDを見るまではグリッドが入ったタイプのマルチディスプレイでもいいとは言っていたのですが、実際にCrystal LEDを見たら、「これだ!」と、「費用が許すのであればこれにしたい」となっていました。そういった意味ではソ二ーさんの本社で見たところで大きく変わったと思います。

國本はいろいろと重い責任を背負っていますので、そんなに簡単には言えないと思うのですが、やはり品質がここまで上がると「本当にこれで確認が出来るかもしれない」と感じたのは間違いなくあったと思います。

事実、國本は「これは非常に良いものだ。これだったらフィット・アンド・フィニッシュなどディテールも確認できるかもしれない」と驚き、アレックスは「これはimpressiveだ」と喜んでいたことを覚えています。最終的にCrystal LEDを選択するに至る大きなポイントになったと思います。

03.導入エピソードと新たな希望

竹林様02

デザイン本部
デザインマネジメント部長
竹林恵司様

組立最中のまだ何も映像が表示されていない真っ黒なCrystal LED の前にいた時ですが、「こんな反射がするのか!」と心配になりましたが、組立調整が終わって実際に映像を出すと心配が一気に拭き飛び「大丈夫だ」となりまして安心した瞬間が大変印象的でした。

設置の時に驚いたのはとても丁寧であったことつまり、凄い精密作業であったということです。「やはりCrystal LEDは違う」というのは本当に思いました。

運用を管理する立場としてはCrystal LEDが仕事をよりクリエイティブなものにし、さらにプロセスを効率化するツールとして社内に広がってほしいと願っています。そのためには生産性やモチベーション、探求心など良い状態をキープしていくことが大切です。このCrystal LED というツールがその一助となってくれることを期待しています。そういった時に、信頼性に関係してきますがCrystal LED を常に良い状態をキープするというのが大事ですし、使いにくいとなってしまうとユーザーとの距離が離れていってしまうので、なるべくそういうことを無くす、そういったことも共信コミュニケーションズさんソニーさんと協力しながらやっていければなと思っています。

普段から使用しているアプリケーションソフトがありますが、その画面をCrystal LEDに実際に映し出し、デザイナー達が集まり議論していた時に私も映し出されていた画面を見て「やっぱり今まで見ていたものとは全然違う」と思いました。奥行きも感じますし立体感とか重みみたいなものも感じられますので「これはやっぱり何かがわかるかもしれない」と素直に思えたのが大変印象的でした。

デザイン開発プロセスがCrystal LEDによって効率化を実現することが出来、今までですと実際作って確認をしなくてはいけなかったものをCrystal LEDを使ってもっとクイックに確認が出来、その分いろいろな人が違うことが出来て、違う事が出来れば当然最終アウトプットの質が上がってくると思っています。そこに貢献するようなツールにCrystal LEDが成っていければいいなと考えています。

04.共信コミュニケーションズについて

今回、Crystal LED を含めシステム全体ではGPU ワークステーション、カンファレンスシステムを導入しました。当然、様々なメーカーの製品を取り入れていく必要がありました。そのような中で共信コミュニケーションズさんに全幅の信頼をおきました。

正直、不安はないことはなかったのですが、とは言っても我々のニーズがまず大きいところがありまして、レイトレーシング等で極力CG データをクイックに映せることしかも、投資できる費用内においてネットワークなど我々のインフラ等もふまえながら、音ですとか、Video Conferenceも要求させて頂きました。そういったありとあらゆるものまでを統合すると、どうしても不安にならざるをえなくなるのは間違いないのですが、その中で今までお付き合いのあった共信コミュニケーションズさんは信頼できるパートナーだと思っていますので、そこは信頼して取り組んで頂いており、第一のポイントだと思っています。

共信コミュニケーションズさんは、いくつかこういったものがあるのですが、こちらを選ぶとこうなりますなど、違うこちらの方を選ぶとこうなりますなど、必ず複数のものを提案してくださいました。それぞれのメリットとデメリットが聞くことができて非常に助かりました。

我々が社内の現場サイドから要望をうけて進めていくというのは、どれも期間が短いのですが、その中であれもやりたい、これもやりたいといった自由な発想に基づいたある意味では我儘なニーズも多いです。それを今回助けてくれたのが共信コミュニケーションズさんです。やはり凄い動きも早く知識も豊富、アレンジも凄いフレキシブルに対応してくださるので大変助かりますし、実際に導入したものに問題があるかというと、決してそのようなことはなくスムーズに使えているものですからこれは凄いなと思って、そこも信頼するところでして我々にとって重要なスピードとクオリティがあるということだと思っています。

マルチベンダーとして複数の提案を行なってくださいました。その中でソニーのCrystal LEDが今現時点ではより良いものだということが良く分かりました。

幅広く提案をおこなって頂きまして例えば、我々社内では私がいくら頑張ってソニーさんの物が良いと発言しても、やはり1つだけとなると絶対納得しないですが、そういった時にやはりこれだけの比較検討を行ない、ほぼ網羅しきれたと思う事が非常に大事でして、そういった部分を今回しっかり段取りしてくださり、説明の情報を入れて頂いたというのは決め手になったと思います。

長田篤様 デザイン本部 主任

長田様02

01.高精度な評価を

私は、IT系設備導入・運用の担当、およびCG制作を担当しています。これまでデザインの評価は、暗い部屋においてプロジェクターで投影したり、マルチディスプレイに映したりしており、色のズレや階調の甘さが気になっていました。そのような状況下で、果たしてデザイナーが制作したデザインがCG を通して経営陣の目に正確にとどいているのか、常に疑問に思っていました。

2,3 年前から共信コミュニケーションズさんにご協力頂いて様々なディスプレイについて調査を行いCrystal LEDの性能であれば、「デザイナー・CG 制作者の意図したデザイン・色が経営陣の目に正確にとどけられる」と感じました。自分たちが作ったものを評価して頂くといいますか、ご覧頂く時に、Crystal LEDのクオリティがあると、やる気でしたり、モチベーションの向上にもつながると感じました。

Crystal LEDの解像度感、暗部のグラデーションを表現する力は凄いと感じます。CGコンテンツ制作側は、逆に「きっちり作り込まないとごまかせない」といいますか。以前は本当の画像ではしっかり暗部の階調を表現できているにもかかわらず、プロジェクターに投影すると暗部の階調、黒が潰れてしまっていたことがありました。Crystal LEDはそういったところもしっかり表現出来ていると思います。

Crystal LEDのユニットが組み上がり、映像を表示するための調整を行っていると、多くのデザイナーから「いつから使えるのか」「どうやって使うのか」という問い合わせがありました。その中には、スケッチを映してレビューできるようにしたいなど、具体的な活用アイデアもあり、Crystal LEDの導入によってデザイナーの意識にも多くの変化があったと感じています。「綺麗な画面」と言われるくらいかなと思っていたのですが、あれにもこれにも使えそうですなど、こういったことにも使いたいので使い方を教えて欲しいなど、様々な事を言われますので導入担当としては、それなりに苦労した甲斐があったと実感しました。

岡崎では実際の運用が始まっていますがデザイナーたちが自分たちで使えるようになっているので、もう毎日使っています。今までのプロジェクターやマルチディスプレイでスケッチを映すとラインがぼやけてしまったり、デザイナーが表現したいグラデーションが表現できなかったりしました。そのため以前は、スケッチをプリントアウトして壁に貼って評価していました。しかし、Crystal LEDであればスケッチを正確に表現できます。さらにアプリケーション次第では、拡大・縮小、切り替えをしながら高精度な評価をスムーズに実施することも可能です。これまでのプリントアウトではできなかった評価プロセスが実現できると感じています。

02.導入エピソードと新たな希望

長田様03

デザイン本部 主任 長田篤様

組立途中からではなく最初から見ていたためか「こんなにも簡単には積みあがっていかないものなのか!もっと早く積んでいけばいいじゃないか!」と思いながら見ていました。実際に作業を行っている詳細の説明を聞くと、やはり大変細かい単位での合わせ込みと調整をやりきっているという事が分かりましたので「ここまでやるのか!」と内心非常に驚いて感心しました。

期待とは違うかもしれませんが、私はCG 制作担当者であるので「Crystal LEDディスプレイに耐えうるコンテンツをどうやって作っていくか」不安も大きいです。Crystal LEDはもの凄く性能がいいので今までのCG ですと「映しても物足りない」「作り込みがさらに必要」となってくるので、その辺をどのように実現していくかという事と、実現した時にやはり評価の精度が上がるのではないかなと思っています。つまり課題であり、実現したいことであり、期待しているところでもあります。

Crystal LEDは高い頻度で使いますし、TOP層へのプレゼンテーションに使用する時もあると思いますので、トラブルが起きた時に迅速にどこまで対応できるか、というのが非常に胆かなと思っています。その点も期待していまして、実際にこの前も一枚色がおかしくなったのですが、すぐ次の日に共信コミュニケーションズさんとソニーさんに来て頂いて大変助かりました。

03.共信コミュニケーションズについて

とにかくレスポンスが早いです。当然、僕らは無茶なことも言う時があるのですが、知らないことでも凄いスピードで調べて凄い詳しく答えが返ってきますので、大変信頼できますし、信頼しているところではあります。

Crystal LED自体が非常にセンシティブなところがあります。例えば、触れたり、ちょっとでも当てたりすると欠けてしまうなどそういった話もありまして、どのように対策、ガード等を施していけばいいかなどそういった点でも共信コミュニケーションズさんは色々とご相談をうけて頂いて、こうするといいですよ、こういった事例がありますなどをアドバイス頂けたので大変助かりました。

Crystal LEDの購入決定後、実際に導入設置を行なうまでの期間が本当に短く手続きもそうですがいろいろとタイトで大変でした。そのような中、共信コミュニケーションズさんからご提案頂いた内容には、リスクの説明もあり、こちらはこうでこうなります、別のこちらはこうでこうなりますなどの情報がありましたのでゆっくり決めていく時間的余裕も無かった中で大変ではありましたが、スピーディーに決断をして進めていくことが出来ました。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

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