放射電磁界イミュニティ試験ソフトウェア
様々なイミュニティ試験に対応。使い易いユーザーインターフェイスを搭載。
放射電磁界イミュニティ試験とは
■電子機器の外来電磁波に対する耐性を評価
イミュニティ（電磁耐性）試験とは、他の機器から発生する電磁波による影響を評価する試験です。電子機器が電磁波に晒されると誤動作をする場合があります。放射電磁界イミュニティ試験は、強電界試験により、電子機器の電磁波に対する耐性を評価します。試験は電波暗室で実施します。
使い易いユーザーインターフェイス
■様々なイミュニティ試験に対応
MS-1101は放射イミュニティ試験IEC 61000-4-3を始めとして、様々なイミュニティ試験に対応したソフトウェアです。あらかじめ登録した条件を選択するだけですぐに試験が開始できるなど、使い易いユーザーインターフェイスを搭載しています。また、条件を細かく設定することができ、設計から品質管理まで幅広く対応することができます。
■機能
・電界均一性測定
供試品のない理想空間状態での、周波数毎の電界強度特性を測定します。
・イミュニティ試験
供試品をテーブルの中央に設置し、アンテナからノイズを与えて供試品の耐性能力を調べます。ノイズの与え方として次の2つがあります。
・置換法（電界均一性測定の結果を利用）
・閉ループ法（供試品の側にセンサーを置き実測）
更に閉ループ法の手段として供試品に与える電界強度を一定にする方法と、アンテナに供給する電力を一定にする方法から選ぶことができます。
■セルでの試験をサポート
TEMセルやPWセル、トリプレート等アンテナを使用しない試験にも対応しています。またセルの実インピーダンスを使ってのセンサーを使用しない閉ループ法を実施することもできます。
■レーダーパルス変調やデジタル変調
車載試験用規格で一部指定されている、レーダーパルス（間欠泉型パルス変調）を使っての変調試験に対応しています。また携帯電話などによる市場クレームを考慮した各種変調にも対応しています。
■複数の周波数設定ができる
周波数の掃印方法としてリニア／ログ方式を採用しています。これ以外にも固定の周波数だけ試験する方法とこれらを組み合わせた方法を選ぶことができます。
■複数システムの組み合わせが可能
アンテナ法とセル法の様に、試験のレベルや内容等によって計測器の組み合わせを変えたい場合でも簡単に機種変更ができます。あらかじめ組み合わせを複数登録しておけば、開始時に1つ選ぶだけです。
■テレビモニタへの各種情報のスーパーインポーズ
カメラで撮影した映像に日時や周波数、試験レベル等を重ねることで、テレビモニタのみで全情報の把握ができます。
