株式会社バイテックベジタブルファクトリー 製造現場にスタッフサイネージ導入で業務効率化

「スタッフサイネージを導入してから、
的確に指示を伝えられるようになり、情報共有のムラがなくなりました」
株式会社バイテックベジタブルファクトリー
株式会社バイテックファーム
HP:https://delicioussmile.co.jp/
お話をうかがった方
株式会社バイテックベジタブルファクトリー
管理部 人事管理Gr グループ長 内海 万紀幸氏
管理部 人事管理Gr 横井 貴子氏
【会社概要】植物工場を運営する「バイテックベジタブルファクトリー」
会社概要についてご紹介ください。
バイテックベジタブルファクトリーが運営する「バイテックファーム」は、秋田県から鹿児島県まで全国に生産拠点を持つ植物工場で、現在4つの工場が稼働しています。
おやさいがおいしいと、食事はもっと楽しくなる。私たちの使命は、おいしい・安全・栄養たっぷりの『きれいなおやさい』をつくり、おいしいスマイルをいっぱい増やすことです。
そんな想いをDelicious Smile(デリシャス・スマイル)というブランドに込め、衛生的な工場で、種まきから収穫、パック詰めまで一貫生産した栽培時完全無農薬のお野菜を提供しています。
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バイテックファーム工場内の様子 |
【利用状況】植物工場内の情報共有にスタッフサイネージを利用
導入状況を教えてください。
バイテックファームの各拠点には、2台ずつスタッフサイネージを導入しています。従業員の年齢層も幅広く、多国籍のスタッフも多数在籍しています。各工場には30~40名の従業員が勤務しており、注意喚起や連絡事項、アンケートなどを多言語に翻訳して、確実に情報を伝えるようにしています。
スタッフサイネージをどのような業務に利用しているのでしょうか。
工場長からの生産プラン変更や備品の取り扱いに関する注意喚起をはじめ、労務・人事関連の連絡事項など、さまざまな情報共有にスタッフサイネージを活用しています。
社員は帰宅時にスタッフサイネージのタッチパネルを操作し、指示や連絡内容を確認。作業開始時間が早いため、前日のうちに翌日に向けた情報を配信しています。

どのくらいの連絡事項を共有していますか。
共有する連絡事項の数は時期によって異なりますが、平均して週に2〜3件程度です。
各工場長や人事担当者が情報を配信しており、外国籍のスタッフ向けにはインドネシア語やミャンマー語に翻訳した内容も提供しています。

今後どのような使い方をしていきたいですか。
場内で働く従業員はパソコンを使用しないため、希望調査をするときには紙に記入してもらい、PCに入力して集計する作業が発生したいましたが、『アンケート』機能を利用して、結果をcsvダウンロードするように簡略化させたいです。スタッフサイネージをメンバー間や他工場とのコミュニケーションツールとしても活用していけたらと考えています。
また、現在はホワイトボードでシフト作成を行っていますが、今後はスタッフサイネージ上でシフトを掲載できるようになると、さらに便利になると感じています。
【背景】更衣室の前で、従業員を出待ちして連絡事項を直接伝えていた
スタッフサイネージを導入した背景を教えてください。
工場では朝礼時にも連絡事項を共有していますが、指示内容が確実に伝わっているかを確認する手段がなく、導入前は人力で対応していました。
個別の連絡事項は、従業員が帰宅する前に伝える必要があり、管理者が工場の出入口で待機して直接伝えるなど、大きな負担がかかっていました。また、年配のスタッフの中にはパソコン操作が苦手な方も多く、特に文字が小さいと抵抗を感じるケースもありました。
そのため、誰でも使いやすく、視認性に優れたツールの導入を検討していました。
【選定理由】だれでも簡単に使えて、情報伝達のムラを減らせる
スタッフサイネージを採用した理由を教えてください。
各工場に在籍している人数が多い分、情報伝達にムラが生じやすいという課題がありました。そこで、スタッフサイネージの導入を決定しました。
また外国籍のスタッフに向けては、通常の業務連絡に加え、日本の習慣を学べるコンテンツも配信し、学びの環境づくりにも取り組んでいます。
・情報伝達のムラを防ぎたい
在籍人数が多くなると、口頭や紙での連絡では伝達漏れが発生しやすく、確実に情報を届ける手段が必要でした。
・多国籍スタッフへの対応が必要だった
インドネシア語・ミャンマー語など、多言語での情報提供が求められており、スタッフによって表示できる言語の変更が必要でした。
・パソコン操作が苦手なスタッフにも使えること
年配スタッフも多く、誰でも直感的に使えるインターフェースが求められていました。
・日本の習慣やルールを学べる環境づくり
外国籍のスタッフの定着支援として、日本語を習得中のスタッフでも情報が正しく伝わる仕組みが必要でした。
・事前テストで現場との相性を確認できた
導入前にテスト運用を実施し、現場の従業員が実際に操作性を確認できたことで、安心して導入を決定できました。
【効果】情報共有環境を整えることで、植物工場の質向上を実現
スタッフサイネージの導入効果を教えてください。
スタッフサイネージを導入して、次のような効果を感じています。
・業務のムラがなくなった
従業員に直接伝えることがあるときは、場内から出てくるのを更衣室の前で出待ちして、伝えていました。管理者側の負担も減り10%工数削減を実現できました。
・誰でも簡単に操作できる環境を実現
タッチパネル式の直感的な操作により、パソコン操作が苦手な従業員でもマニュアル不要で利用可能です。管理者は資料をアップロードするだけで済むため、情報共有の負担が軽減されました。
・確認状況の可視化で伝達漏れを防止
指示事項の確認状況を工場長だけでなく本社スタッフも一覧で把握でき、未確認の社員には赤い表示で通知されるため、確認漏れの防止につながっています。
・備品選定の時間短縮
工場で使用している手袋のを変更するとき、希望サイズ・交換頻度・現在の仕様について従業員42名に朝礼で意見を求めたところ、1週間で得られた回答は7名のみ。スタッフサイネージのアンケートから配信したところ、4日間で40名から回答が得られました。60%工数削減を実現するとともにストレスもなくなりました。
【評価・要望・期待】
レスターへの評価や期待、要望などがあればお聞かせください。
社内情報の確認は当初「面倒」と感じる声もありましたが、福利厚生アンケートをきっかけに、退勤前の確認が自然と習慣化しました。従業員同士で使い方を教え合う姿も見られ、デジタル活用が浸透しています。スタッフサイネージの導入により、情報管理の手間が減り、業務効率もあがったと感じています。今後は共有PCでの確認やマイページの起動改善など、さらなる利便性向上に期待しています。
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