フジテレビジョン様
株式会社フジテレビジョン
フジテレビは、関東一円をサービスエリアとする民間テレビ放送局で、現在キー局としてFNS(フジ・ネットワーク・システム)を展開しています。技術開発局設備運用部では、報道・情報・スポーツ・ドラマ・バラエティ等、様々な番組で使用されるCGを制作するシステムの設備を担当しています。
製品ページ・関連ソリューション
放送・映像制作向け
撮影・中継・編集・MAなどの制作設備から、コンテンツ管理・アーカイブ・送出・各種配信伝送など、広範囲にわたるシステムを提供。詳細ページへ
導入背景
導入前は、MacとXsanシステムを採用、システムとしては満足していましたが、6年間の償却期間が終了し、システム更新を検討しました。CG制作の更なるパワーアップを図るため、MacとXsan3.0システムを導入。高速化4倍、容量8倍、省スペース1/4を実現し安定稼働させる最新システムの導入を決定しました。
昨今、CGに対するテレビ業界のニーズは高く、番組制作部署からCG制作の発注も増えていた為、現状の老朽化しつつあるシステムでの対応は限界と感じていました。今回の課題は、CGの高精緻化対応、高速化対応、高機動化対応。加えて、コストパフォーマンスの追求、省スペースの追求。
プロジェクト進行
《達成要件》
● CG制作の高精緻化、高速化、高機動化を実現する最新システムの導入
● 予算枠
● 省スペース
《達成課題》
当初は複数案の提案をいただき、キャッチボールを繰り返す中で、やはり使い慣れたシステムをということで、Macの最新機種と最新Xsan ファイルベースシステムの導入を決定しました。問題点は『最新機種は、まだ導入事例がなく安定稼働の検証ができていない』ということでした。最新機種を採用するにあたって、安定稼動の実現に全力を尽くしていただくことをお願いしました。
《安定課題の工夫》
● CGデータ制作の作業性の向上、安定性の向上のため、独立2系統のネットワークを構築。
● アップル社標準システムだけでなく、他社システムも統合活用。
● 大容量データの伝送にサンダーボルトテクノロジーを活用。
● 配線ケーブルを片側に集約。メンテナンス時の操作性アップなど、レイアウトを創意工夫。
● ハード周辺機器に5年間保証を付与し、万が一の障害にスムーズな対応ができるよう配慮。
導入システム
■ iMac
■ Mac min Serverコンポーネント
■ サンダーボルト・テクノロジー
■ Xsanファイルベースシステム
■ ハードディスクコンポーネント
導入効果
●従来同様のMac Xsanベースで最新システムを構築できたことで、オペレーターの違和感もなく、ノンストレスで移行できました。
●計算値では、速度は4倍速ですが、現場からは体感速度が6倍速ぐらいになったという声が上がっています。
●容量は8倍、スペースは1/4、従来より狭いスペースで利便性に富んだシステムを構築できました。最新システムの導入による省スペース化と、サーバー設置の工夫により、ケーブルの脱落防止および通信切れが起きないように考慮すると同時に、省スペースを実現。
●配線ケーブルを片側に集約していただいたことで、メンテナンスなどの作業効率があがりました。
●作業端末を増大し、制作業務のスピードアップを実現。
クライアント担当者の声
今回が初めて発注となりましたが、共信コミュニケーションズさんをパートナーとして選ばせていただいたのは、共信コミュニケーションズさんが、いままで大きいシステム案件を数多く受託されている実績と信頼性、そして、これから6年間保守管理をしていただく手堅さを評価したからです。また定評のあるエンジニアの仕事にも期待をしていました。豊富な専門知識に基づいた的確な提案や、真摯な仕事に満足しています。Xsanシステムの構築自体はスペシャリストの方にとってはそんなに難しい作業ではないかもしれませんが、空間効率や、安定稼働を実現するための二重化などの保守体制までを考えたとき、かなり腕の見せ所のある案件だったと思います。
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