広域高速ネット二九六様

株式会社広域高速ネット二九六

1987年10月に全国に先駆けて、有線テレビション放送及び有線ラジオ放送事業を目的に、中央財界の協力を得て千葉県初の都市型ケーブルテレビ局として設立。さらに2000年にインターネットサービス、2004年には電話サービスを開始。多チャンネル化・双方向化による多様な視聴者ニーズや、地域コミュニティー情報を提供する地域の中核メディアとして活動を続けています。通常番組では取り上げられない映画・スポーツ・音楽・料理などの多彩な映像を提供するテレビサービス、大容量のデータ通信を可能にするインターネットサービス、ならびに料金がお得な電話サービスを提供中。ブロードバンドのリーディングカンパニーとして活動しています。

製品ページ・関連ソリューション

放送・映像制作向け

撮影・中継・編集・MAなどの制作設備から、コンテンツ管理・アーカイブ・送出・各種配信伝送など、広範囲にわたるシステムを提供。詳細ページへ

導入背景

貯まり続ける毎日の映像は、放っておけば間違いなく劣化します。未来に向けての有益な資産として管理するため、LTOアーカイブシステム・パッケージの導入に踏み切りました。

●日々放送する番組の映像素材はテープ媒体で記録。この媒体をアーカイブ化せず放置すればいずれ劣化し、価値が喪失してしまうのは必然。
●CATV会社にとって、撮影映像は労力を注いで作った重要な財産。企業の資産、地域の貴重な記録として、永久保存すべき。
●その映像素材を資産として、２次利用できるアーカイブシステムを導入。さらに検索機能を設けて、簡単にオペレーションできるシステムを導入したい。

プロジェクト進行

《達成要件》

● 日々増え続ける映像素材・番組映像の永久保存のためのアーカイブ化
● 膨大になる映像素材・番組素材を必要なときに必要なものを探せる検索性
● コストパフォーマンスの追求

《達成課題》

●誰でもオペレーションできる機材
●通常業務に支障をきたさないよう、工期を短くすることを追求
●撮影映像を資産として管理し、２次利用できるアーカイブシステムを導入

《解決策》

● フォーマットとして長期にわたって活用でき、ノンリニア編集機を核としたLTOアーカイブシステムを導入。
　簡単なオペレーションと省スペースを追求しました。
● 検索機能として、安価に実現できるインターネットの検索システムと同様のエンジンを活用
　撮影映像および番組映像は、撮影者や編集者の覚え書きがあり、映像によって表記がバラバラでした。
　自由に書き足していける検索システムを導入する事で、複数キーワード検索ができるので検索精度が高まりました。

導入システム

広域高速ネット二九六様
■ NLE : Grass Valley / REXCEED M750V
■ LTO : Cache-A / Pro-cache5
■ 管理ソフト : SQUARE BOX / CatDV Enterprise Server / CatDV Worker Node

CatDV Enterprise Serverを使用することで、3台のREXCEEDでデータベースを共有し、CatDV Worker Nodeではウォッチフォルダを使用し、CatDVへの自動登録、自動化による作業ルーチンの簡略化が可能です。

導入効果

●カンタン操作、省スペース、そして予算内で、アーカイブシステムを確保することができました。
●現時点では、まず新番組のアーカイブ化をスタートしており、検索機能も使いやすく重宝しています。
●キーワードで複数入力することで、アーカイブしたいデータをすぐに取り出すことができています。
過去のストックが5,000本もあるので、今後はそのデータアーカイブを課題にしていきたいと思います。

クライアント担当者の声

撮りっぱなし、ただ保管している。このままではいずれは劣化してしまう。そうした危機感からアーカイブプロジェクトがはじまりました。CATV会社にとって、心血注いで撮影した映像の価値が失われる。こんなもったいないことはありません。とはいえ、費用がかかりすぎるのはダメ。しかし、実施しないのはもっとダメ!と覚悟を決めて取り組みました。お陰様で、コストパフォーマンスを十分検討された、いい提案がもらえたと思っています。今回は低予算で仕事の停滞を防ぐため工期を極力短く、という条件でお願いしました。共信コミュニケーションズさんに頑張っていただき、なんとか納期を厳守することができました。