EMC試験に要求される10m・5m・3m法の電波暗室から対策用途の簡易型電波暗室・シールドルームまでの環境設備と、
エミッション試験、イミュニティ試験などに代表されるEMC自動計測システムをワンストップでご提供いたします。
また、長年の経験を生かした設備点検・不具合修理・機器校正といった保守メンテナンスまで含めたトータルでのサポートをいたします。
幅広い規格に対応する
EMC計測システム 高品質で長期的使用可能な電波暗室
Albatross Projects 電波暗室とは?
EMC計測とは?
レスターは40年以上の経験をもつEMCシステムインテグレーターです。
弊社は長きに渡りEMC業界に実績を残してまいりました。
特徴は100%自社開発のEMCソフトウェアと、EMC規格測定をはじめとする電波関連のトータルソリューションを提供できることです。導入前の検討から導入後のアフターサポートまでご安心してお使いいただけます。
スペクトラムアナライザ、EMIレシーバのような計測器、アンテナ、同軸ケーブルに至るまで、海外・国内問わず幅広いメーカーの中から最適な機器を選定いたします。また、国際規格への対応は元より、お客様独自の社内規格試験にも柔軟にご相談に応じます。
お客様の声から生まれた「誤作動自動認識ソフトウェア」は、イミュニティ試験におけるEUTの長時間監視からの解放を目的に、目視による誤作動判定の抜け漏れ・ヒューマンエラーリスクの低減に貢献いたします。
リモート制御バスはGPIB、TCP/IP(LAN・USB) に対応済みで、最新の計測制御にもいち早く対応しています。
メンテナンスは自社による校正が可能でアフターサポートも安心してお任せください。
イミュニティ試験システム Immunity Test System
エミッション試験システム Emission Test System
AMETEK Teseqノイズシミュレータ Noise Simulator
EMC計測器の比較表がご確認いただけます。
絞り込み検索が可能な便利なセレクションガイドです。
ご要望に応じた製品をご検討ください。
Albatross ProjectsはEMC電波暗室、アンテナ評価暗室、
シールドルームの世界トップランクのメーカーです。
本社ドイツの他、アメリカ、中国、インドの4か国に拠点を持ち、
世界各国で10,000室以上の実績と、80年を超える経験を有しています。
Albatross Project社(ドイツ)の特徴
Albatross Projectsは1930年に最初の産業用シールドルームの建設を行い、以降長きにわたり世界各国で広帯域に優れた特性を持つ電波吸収体とフェライトタイルの組み合わせによるハイブリッド式のEMC電波暗室や、100GHzを超えるマイクロ波電波暗室をご提供しています。
シールドルームはパンパネル方式と呼ばれる2mm厚のガルバリウム鋼板を加工した軽量でかつ高いシールド効果を発揮できる技術を採用しています。Albatross Projects本社の南ドイツに位置する工場で精密に製造されたシールドパネルをボルトナットで締結するモジュール式工法のため、世界中で統一されたシールド品質を提供できます。
その高い製造品質により10kHz~40GHz/100dB以上のシールド性能を保証しています。
また、シールドパネルのみならず、フェライトタイル、電波吸収体もモジュール式工法のため、電波暗室に関わる90%以上の部材をそのまま再利用して、性能を劣化する事なくコストを抑えて拡張・移設することも可能となります。
パンパネル方式とモジュール式工法により、長きにわたり電波暗室性能を維持できる事が最大の特徴で、世界各国のユーザーからAlbatross Projectsは高い信頼を得て支持されています。
Fully-Anechoic Room(FAR)
全無響室 Fully-Anechoic Room(FAR)
Semi-Anechoic Chamber(SAC)
半無響室 Semi-Anechoic Chamber(SAC)
航空・防衛
家電機器
電気通信
自動車
EMC電波暗室/フルコンプライアンス
対応規格 | IEC / CISPR / ISO / FCC |
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シールドパネル外寸 | 21.7×13.0×8.6m |
タイプ | 10m SAC - 5m φ |
室内有効寸法 | 20.2×11.2×7.3m |
性能 | NSA 30MHz-1GHz ±4dB |
SVSWR 1GHz-18GHz ≦6dB | |
FU 80MHz-18GHz 0-6dB |
EMC電波暗室/プリコンプライアンス
対応規格 | IEC/CISPR |
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シールドパネル外寸 | 7.6×4.0×3.3m |
タイプ | FAR XL-CDC - 1.5mφ |
室内有効寸法 | 6.9×2.8×2.1m |
性能 | NSA FS 30MHz-100MHz ±5dB |
NSA FS 101MHz-200MHz ±4dB | |
NSA FS 201MHz-1GHz ±4dB | |
SVSWR 1GHz-18GHz ≦6dB | |
FU 80MHz-18GHz 0-6dB |
EMC電波暗室/オートモーティブ
対応規格 | CISPR25 / ISO11452 / SAE / IEC |
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シールドパネル外寸 | 7.9x6.4x3.6m |
タイプ | CISPR25 Vehicle |
室内有効寸法 | 7.0x5.5x3.0m |
性能 | ALSE 150kHz-30MHz ±6dB |
ALSE 30MHz-1000MHz ±6dB | |
ALSE 1GHz-2.5GHz ±6dB |
EMC+アンテナ評価電波暗室
用途 | EMC計測/アンテナ計測(遠方界) |
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シールドパネル外寸 | 22.0×10.9×8.1m |
タイプ | EMC+Far Field Chamber |
室内有効寸法 | 20.1×8.9×7.0m |
性能 | QZ refrectivity 1GHz-18GHz 2m |
Multi Path Loss 1GHz-18GHz ±0.2dB | |
Cross Polarisation 1GHz-18GHz ≧30dB | |
NSA 30MHz-1GHz ±4dB | |
Transmission Loss 1GHz-40GHz ±4dB |
Albatross Projects は、電子機器やネットワーク機器等が安全かつ確実な動作を確保するために実施するテスト用の電波暗室のリーディングカンパニーです。
当社のシールドパネル、電波吸収体は、80年以上の経験と実績に基づいて精密に構築されており、世界中のお客様に精度の高い試験環境を提供しています。
各部材からターンキーソリューションまで、お客様の要求仕様、および要求される試験規格に基づきカスタマイズにも対応します。
材料、構造、および設置に至るまでの当社の厳しい基準は、お客様が安心して長期的にご利用いただける環境をご提供します。 世界中のお客様がより安心してお使いいただける製品をご提供できるよう、専門チームによる研究を継続的に実施していきます。
電波暗室
電波暗室とは、シールドルームに内部の電磁波反射を抑制する電波吸収体を貼り付けた試験設備のことをいいます。シールドルームは、外来からの電磁波の影響を受けず、また外部にも電磁波を漏らさないために金属板を使用して設計されています。
電気・電子機器のEMC試験(エミッション試験/イミュニティ試験)や無線通信機器のアンテナ計測に用いられます。
私たちの身の回りには、5G、Wi-Fi、IoTなど無線通信技術サービスが広がっており、正確な電波を計測するために電波暗室は欠かせない環境設備となってきています。
EMC計測
EMC試験とはElectro Magnetic Compatibility(電磁両立性)の略で、電気・電子機器がその動作によって発する電磁波が他の機器に妨害を与えず、また他の機器からの電磁波によって誤動作しないかを確認する試験です。
電気・電子機器がその動作によって発する電磁波が他の機器に妨害を与えないかの試験の事を「エミッション(EMI)試験」、他の機器からの電磁波によって誤動作しないかを確認する試験の事を「イミュニティ(EMS)試験」といいます。
多くの国・地域において電気・電子機器に対するEMC規制が定められており、ほとんどの製造メーカーはEMC規格に適合した製品開発が求められてきています。
弊社のソフトウェアはいかに操作性をシンプルにして測定が行なえるかを目指して製作しています。計測器は年々進化を遂げ、より細かい操作も行えるようになりました。それに伴い設定も多岐に渡るようになりました。ソフトウェアはその複雑さを感じさせないようにしています。
シンプルさを意識するにあたっては常時必要とする情報は見易く、かつ少なるように心掛けています。また、計測器は長年運用されることも多く、近年の機器と併用される事もあるので新旧問わず操作できる事にも注意しています。
規格や計測器の進化・変化にソフトウェアは追随していきますが、それらを吸収しつつも誰でも使い易いソフトウェアを提供していきたいと考えています。
レスターは、きめ細かな対応でお客様のご要望にお応えします。
1.お問い合わせ
お電話または、弊社お問い合わせフォームからお問い合わせください。
2.お打合せ
電波暗室、EMC試験システムは、ご要望の部屋サイズ、実施される試験内容により金額に大きく影響してきます。設置予定のエリアサイズ、実施予定の試験内容等をご確認させていただきます。
3.現地調査・システム設計
電波暗室:設置場所の現地調査をさせていただき、
図面作成・部材費用の算出、施工費用・運送諸経費等の算出をし、詳細お見積りをご提示します。
試験システム:ご提案構成をご確認いただき、最終見積をご提示します。
4.ご契約・ご発注
お見積りの内容をご確認いただき、ご不安点等は全てご解消いただき、ご納得の上でご発注ください。
5.機器手配・施工・調整
電波暗室部材・施工人工、各種計測機器などをメーカーに手配します。
電波暗室の施工を行い、EMC試験システムの設置調整を行います。
6.検査・納品・運用開始
電波暗室のシールド性能測定、EMC試験システムの動作確認を行い、取扱説明を実施させていただいた上で、ご納品完了とさせていただきます。
7.保守・メンテナンス
電波暗室:定期メンテナンス、消耗品の交換などのサポートを
させていただきます。(有償)
EMC試験システム:機器の定期校正、修理対応も
ご対応させていただきます。(個別確認)